岩崎 G 70番 [あ]
岩崎 T 80番 [あ]
岩崎 ㊂ 玉鋼 [あ]
玉鋼 ㊂ 岩崎
「玉鋼 ㊂ 岩崎」文字違いや年代により刻印が違うが、見れば古い順の見当がある程度つくが定かではない、写真の剃刀の刻印「玉鋼 ㊂ 岩崎」は中でも新しい部類に入る。
玉鋼岩崎のスペシャルな片刃西洋剃刀も16丁がチェック出来た。中には「玉鋼 岩崎」刻印の日本剃刀を後で西洋剃刀に仕立てたで有ろうブレードと柄の接点のピンの辺りにアラビア数字が刻印されたのが有る。
玉鋼製片刃西洋剃刀は、元々の玉鋼岩崎日本剃刀に折りたたみの柄を付けたモノだから後加工の指掛けがヤタラ細い。(「玉鋼 岩崎」のみの刻印は全て旧字体である )
他に、玉鋼の定番刻印と“ 別打 ”の刻印がさらに入ったり、オーダー品なのか名前の入ったモノも見受けられる。
玉鋼製岩崎の初期の日本剃刀にはアラビア数字が軟鉄の柄の中程に刻印されており、確認出来る数字は年代順に200番台から1100番台で有り、その中の初期の旧字体「玉鋼 岩崎」刻印は200番台から800番台で確認出来る。1100番台の刻印は其れよりも新しく現字体「玉鋼 ㊂ 岩崎」だ。
現在の岩崎製玉鋼日本剃刀は随分前からシリアル番号無しの 「玉鋼 ㊂ 岩崎」なので世の中に何丁出回ってるのかは定かでは無い。
因みに玉鋼製岩崎の両刃西洋剃刀には全てにシリアル番号が有り、漢数字の四◯◯番台から一八◯◯番台の刻印が確認されている。(ごく少量海外向け?英語表記の玉鋼西洋剃刀が有る。
玉鋼
島根県安来市の日立金属冶金研究古来の正統的和鋼として、同地方で取れる砂鉄を原料に奥出雲町にて年に数回古来のたたら吹き製法にて造られる和鉄のコトだ。近代製鉄150年というからそれ以前は日本製は全て和鉄だって事になる、玉鋼と言うのも通称で和鉄を明治になって大砲の砲弾(玉)に使ったから呼び名がついた。現在玉鋼の在庫が多く積極的には製造はしないみたいだ。
玉鋼の種類は大きく分けて1級A、1級B、2級A、2級B、銑鉄、卸鉄の6種類に分けられているが、一番良い部位は日本刀の原料として全国の刀匠に配布されている。
岩崎 3Mトキワ [あ]
岩崎航介、重義 三条製作所 [あ]
岩崎
三条製作所の出発点は西洋剃刀の製造から始まり、現在は岩崎航介氏の2人いた弟子の一人水落良市氏が日本剃刀のみ作っている(岩崎重義氏は制作を休止してるみたいだ)。だから玉鋼や炭素鋼で制作した西洋剃刀は全て貴重なモノとなった。
岩崎氏が西洋剃刀を作りだした頃は、仕上げが出来なかったみたいで、谷藤福太郎、上條幸夫、トキワ(理容卸の仕上師)に仕上げを頼んでいたみたいだ。
日本刀に造詣の深い岩崎航介氏は、西洋剃刀制作において日本刀と同じく鍛冶師と仕上師を分けて考えていたのかもしれないね。
三条製作所製の炭素鋼(スウェーデン鋼)西洋剃刀は 「 ㊂ 岩崎 」と峰を上から見て左右何方かの取っ手に横書きに刻印されてる。
岩崎の西洋剃刀に T と一文字取手にアルファベット刻印されてるのは、仕上げた谷藤福太郎氏の頭文字だ、T の他に G や H や M や V などの一字刻印がある。
上條幸夫氏が仕上げた岩崎の炭素鋼西洋剃刀の指掛けには、KAMIJOのローマ字刻印が入る。
三条製作所製の玉鋼西洋剃刀にも、峰を上から見て左取っ手に、岩崎上條の名字が連名刻印された貴重な剃刀も有る。
トキワの刻印はいろいろなタイプが有るみたいで、手に入れた3Mトキワの他に、トキワ のみや 6Mトキワ、7Mトキワ、9Mトキワ、9Hトキワ、トキワマスター等が見受けられる。
刻印違いでは、全て英語とローマ字表記のモノや 30、33、38、50、60、80、90 等の二桁アラビア数字が確認でき、それと共に炭素鋼と刻印されたモノも有る。他にレデイ、片面刻印無し、等がある。
(三条製作所の玉鋼製西洋剃刀は峰を上から見て取っ手左面に ㊂ 岩崎 と縦書きに刻印されてる。もう片方の右面取っ手には、縦書きで 漢数字 とその下に玉鋼と漢字で刻印され、四00番台から一八00番台迄で54本の現存を確認する事が出来る。
三条製作所の玉鋼製西洋剃刀にはアラビア数字で刻印された片刃西洋剃刀も有る。
刃は日本剃刀の片刃仕様、刃と柄が折りたたみ式で日本剃刀と西洋剃刀のミックスだ。200〜400番台で確認できる。取っ手では無く刃面裏に縦書きで玉鋼 岩崎と刻印して有る 。
他に英語とローマ字で全てが刻印された 海外向け?の IWASAKI MADE IN JAPAN TAMA-HAGANE STEEL と刻印された玉鋼製西洋剃刀も有る。)
岩崎氏は、問屋に剃刀を卸さずに、直接理容店で講習をされて直売していたので現存する剃刀のNOS(新品)の状態が極めて少ない。
2015.6更新
三条製作所の出発点は西洋剃刀の製造から始まり、現在は岩崎航介氏の2人いた弟子の一人水落良市氏が日本剃刀のみ作っている(岩崎重義氏は制作を休止してるみたいだ)。だから玉鋼や炭素鋼で制作した西洋剃刀は全て貴重なモノとなった。
岩崎氏が西洋剃刀を作りだした頃は、仕上げが出来なかったみたいで、谷藤福太郎、上條幸夫、トキワ(理容卸の仕上師)に仕上げを頼んでいたみたいだ。
日本刀に造詣の深い岩崎航介氏は、西洋剃刀制作において日本刀と同じく鍛冶師と仕上師を分けて考えていたのかもしれないね。
三条製作所製の炭素鋼(スウェーデン鋼)西洋剃刀は 「 ㊂ 岩崎 」と峰を上から見て左右何方かの取っ手に横書きに刻印されてる。
岩崎の西洋剃刀に T と一文字取手にアルファベット刻印されてるのは、仕上げた谷藤福太郎氏の頭文字だ、T の他に G や H や M や V などの一字刻印がある。
上條幸夫氏が仕上げた岩崎の炭素鋼西洋剃刀の指掛けには、KAMIJOのローマ字刻印が入る。
三条製作所製の玉鋼西洋剃刀にも、峰を上から見て左取っ手に、岩崎上條の名字が連名刻印された貴重な剃刀も有る。
トキワの刻印はいろいろなタイプが有るみたいで、手に入れた3Mトキワの他に、トキワ のみや 6Mトキワ、7Mトキワ、9Mトキワ、9Hトキワ、トキワマスター等が見受けられる。
刻印違いでは、全て英語とローマ字表記のモノや 30、33、38、50、60、80、90 等の二桁アラビア数字が確認でき、それと共に炭素鋼と刻印されたモノも有る。他にレデイ、片面刻印無し、等がある。
(三条製作所の玉鋼製西洋剃刀は峰を上から見て取っ手左面に ㊂ 岩崎 と縦書きに刻印されてる。もう片方の右面取っ手には、縦書きで 漢数字 とその下に玉鋼と漢字で刻印され、四00番台から一八00番台迄で54本の現存を確認する事が出来る。
三条製作所の玉鋼製西洋剃刀にはアラビア数字で刻印された片刃西洋剃刀も有る。
刃は日本剃刀の片刃仕様、刃と柄が折りたたみ式で日本剃刀と西洋剃刀のミックスだ。200〜400番台で確認できる。取っ手では無く刃面裏に縦書きで玉鋼 岩崎と刻印して有る 。
他に英語とローマ字で全てが刻印された 海外向け?の IWASAKI MADE IN JAPAN TAMA-HAGANE STEEL と刻印された玉鋼製西洋剃刀も有る。)
岩崎氏は、問屋に剃刀を卸さずに、直接理容店で講習をされて直売していたので現存する剃刀のNOS(新品)の状態が極めて少ない。
2015.6更新